ハノイからの小旅行というと、「ハロン湾」が定番ですが、もう一つの景勝地「ニンビン省・チャンアン」もかなりおススメ!小舟に乗りながら神秘的かつのどかな風景を楽しむことができます。
今回、私はそのチャンアンに、日帰り日本語ツアー(JVTATourismの現地オプショナルツアー)で行ってきました。お値段は格安の55ドル。1日たっぷり遊べて55ドルはかなりお得な料金なのではないでしょうか。
※2020年現在、ツアー料金は59ドルに変更になりました。
「ハロン湾よりもおすすめ?」チャンアンとは
「ハロン湾」という名前は聞いたことがあっても、「チャンアン」という地名は全く聞いたことがない人も多いかもしれません。ツアー内容をご紹介する前に、まずはチャンアンとはどんなところなのかご説明します。
陸のハロン湾と呼ばれるチャンアン
石灰岩の奇岩がにょきにょきと突き出る景色が有名な世界遺産、ハロン湾。しかし、この奇岩で有名な世界遺産はハロン湾だけではないのです。
ハノイから約100km、チャンアンはニンビン省の中にあり、チャンアンとその周辺一帯は、田園が広がるのどかな町に、石灰岩でできた奇岩がいくつも連なります。
そのハロン湾に勝るとも劣らぬ景色は、しばしば「陸のハロン湾」と呼ばれることも。そして、この美しい風景は2014年に「チャンアン複合景観」として世界遺産にも登録されました。
ダイナミックなハロン湾よりも、しっとりとした風情のあるチャンアンに心惹かれる人も少なくありません。ベトナムの絶景は、ハロン湾だけではありませんよ。

誰もが知っている世界遺産「ハロン湾」
チャンアンとタムコック
奇岩の間を流れる川からのんびり絶景を楽しむ小舟クルーズ。観光客が多く訪れる有名なクルーズスポットは、実はチャンアンだけではなく、タムコックという場所もあります。
チャンアンクルーズは洞窟くぐりがたくさんあるのが特徴ですが、もう1つの小舟スポットとして有名なタムコックでは、チャンアンクルーズより田園風景を堪能できるのが特徴です。また、タムコックツアーではサイクリングが含まれることも多いです。
チャンアンまでの行き方
チャンアンまでは、個人でも行くことができます。具体的には、ハノイからニンビン省の省都であるニンビン市へバスや列車で移動。そこからバイクをレンタルしたり、タクシーを手配したりして、小舟クルーズができるチャンアンへ向かいます。
しかし、ハノイからのツアーも日本語・英語ともに多く出ているため、ツアーで行くのが一般的になっています。
格安日本語ツアーを徹底レポート
ここからは、日本語ツアーのチャンアンツアーを徹底解説していきたいと思います。実際に【日本語格安チャンアン&ホアルーツアー(ニンビンツアー) 55ドル】に参加し、ツアーを確かめて来たので、参考にしてくださいね。現地オプショナルツアーでチャンアンに行こうとお考えの皆様は、要チェックですよ!!
4人までは混載車・5人以上は日本人専用車でピックアップ
朝、8時過ぎ、ガイドさんがピックアップ。旧市街のホテルだったら、無料でピックアップがあります。
今回、参加者は私ともう2名の合計3名。4人までは、英語ツアーとの混載車です。参加者の合計が5人以上(2名様+2名様+1名様など)になったら、日本人専用車になるそうです。
※現在、このツアーは混載車を利用しません。すべて専用車利用になります。ただし、参加者の合計が3名様まではおひとりあたりの料金が79ドルです。合計4名様以上の場合、55ドル。
車内ではペットボトルのお水が配られます。
混載車なので、英語ガイドさんのお話も聞きます。
日本語ガイドさんは、英語ガイドさんの説明がないときに、私たちに説明。今日の予定などを話してくれます。
途中、軽食も食べられるお土産物屋さんにて25分ほどのトイレ休憩。当然ですが、土産物はちょっと割高。
古都ホアルーを見学も!とってもお得なツアー
チャンアンツアーと言っても、訪れるのはチャンアンだけではありません。古都ホアルーにも行きました。
11時頃、ホアルーに到着。(チャンアンまでは車で2時間半ですが、ハノイ市内でのピックアップ時間を含めると3時間ぐらいになることも)
ホアルーは約1000年前、ベトナムの王朝があった場所です。今は、17世紀に再建された初代皇帝ディン・ティエンホアン(Dinh Tien Hoan)と、2代皇帝レー・ダイハイン(Le Dai Hanh)の霊廟を見ることができます。
ベトナム流のお参りの仕方も教えてもらうことができましたよ。手を合わせるときに、少し膨らみをもたせハスの花の形を作ります。
英語より理解しやすい、というだけでなく、私たちの日本人の関心を抑えている解説だな、と思いました。豆知識的なお話が他にも色々あって、おもしろかったです。
そうそう、ホアルーでは水牛の背中に乗る体験もできてしまいます。水牛はベトナム各地の水田で今も活躍していますからね。
※1万ドン程度をお支払ください。写真は自由。
昼食はニンビン名物料理を
昼食は4人まではビュッフェスタイルで英語ツアーの人たちと一緒のレストランを利用します。5人以上になると、日本人のみでテーブルを囲み、テーブルごとにお料理が出されるスタイルになるそうです。
今回は合計3名なので、ビュッフェ形式。揚げ春巻きに、生春巻き、いろいろな炒め物や揚げ物、チャーハンもあれば焼きそばも。
そして、忘れてはならないヤギ肉。ニンビン省の名物料理はヤギ肉なのです。
おこげごはんにヤギ肉のスープをかけて食べるのがニンビン流のヤギの食べ方ですよ。
※おひとり様1本、ドリンクサービス(ビールまたはジュース)
バス乗り換え(4人以下の場合)
昼食を食べ終わったら、ボートクルーズを楽しめるチャンアンにバスで移動します。
ここで、違う英語ツアーのバスに乗り換えました。というのも英語ツアーのほとんどは【古都ホアルー見学⇒タムコックボートクルーズ】というツアーと、【バイディン寺(東南アジア最大級のお寺)見学⇒チャンアンクルーズ】という組み合わせなのです。
しかし今回参加したツアーは、【古都ホアルー⇒チャンアンクルーズ】のツアーなので、行きと帰りとで違う英語ツアーのバスに乗せてもらう形に。
5人以上だったら日本人専用車なので、この乗り換えはありません。
※現在、乗り換えはありません。
絶景に癒されるチャンアンクルーズ
さあ、いよいよチャンアンクルーズです。
4人ごとにおばさんが漕いでくれる手漕ぎボートに乗船します。
出発してしばらくすると、目の前に広がるのは水墨画のような風景。場所によっては神様が宿っていそうな神秘的な雰囲気も漂います。
美しい風景の連続に、思わず何枚もシャッターを切ってしまいます。
川の水も透明で、水面下の藻がゆらゆらと揺れるのを見ることができます。
途中には洞窟も。頭がぶつかりそうなくらいの高さを潜り抜けていきます。
水上で音楽の演奏もありました。船上で聴く音楽に癒されます。
映画キングコングの撮影地
そして、最後はキングコング島へ上陸。
実はこの「チャンアン」という場所、2017年に公開された「キングコング 髑髏島の巨神」の撮影地なのです。
ツアーの途中でキングコング島では、髑髏島の島民の衣装をまとったスタッフさんが迎えてくれますよ。一緒に写真もとってくれます。
※一緒に写真を撮るときは1万ドン程度をお支払ください。
なんだか、ちょっとしたテーマパークみたいです。
チャンアンクルーズは、ゆったりとした空気が流れる癒しの風景と、ワクワク感が高まる洞窟が交互に来るので、飽きることなくクルーズを楽しむことができます。また、音楽の生演奏やキングコング島などもあり、大満足の内容です。
バスでハノイへ
小舟クルーズを終えると、あとはハノイへ戻るだけ。再び、片道、約2時間半の道のりです。ハロン湾よりも若干、車での移動時間が短いのもチャンアン観光の特徴。体力的にだいぶラクだと思います。
車は旧市街エリアまで戻ります。ガイドさんに伝えれば、ホテルではなくお好みの旧市街のレストラン付近でも降車可能です。
※場所によっては、旧市街の中であっても、ホテル目の前までバスが行けないこともあります。
日本語ツアーでチャンアンに行く4つのメリット
日本人宿「はっぴーはうす」では、今までお得に行ける英語ツアーを中心に販売してきましたが、55ドルというお値段(英語のチャンアンツアーは45ドルで販売しています)ならば、日本語ツアーもかなり魅力的だと思います。日本語ツアーに参加するのには4つのメリットがあるのではないでしょうか。
解説がよくわかる
やはり、日本語ツアーのいいところは、ガイドの話す内容がよくわかるということ。
小舟クルーズはともかく、古都ホアルーの歴史は、絶対によく理解した方がおもしろいと思います。(ホアルーの歴史を知ることでハノイの世界遺産「タンロン遺跡」観光の理解もより深まります!1010年に、ホアルーからハノイへ遷都。)
日本語ガイドさんならではの気遣い
「足元にお気をつけください。」「お忘れ物はないですか。」「トイレは左手ですよ。」
ガイドによって差はあると思うのですが、今回ガイドをしてくれたチョンさんはガイド歴10年のベテランガイドさん。日本人の性格や、日本人が気にすること、日本人の興味などをよくわかっていて、参加者を気遣ってくれたり、楽しませてくれたりします。
日本人同士の安心感
海外に来てまで日本人と付き合うの?という意見もあるかと思いますが、日本人同士で一緒にまわる安心感は大きいと思います。
チャンアン&ホアルーのイイとこ取り
先にも書きましたが、ニンビン省への英語ツアーは大きく分けて2つ。
①【古都ホアルー見学⇒タムコックボートクルーズ】
②【バイディン寺(東南アジア最大級のお寺)見学⇒チャンアンクルーズ】
しかし、古都ホアルーとチャンアンに行ってみたいという人は多いはず。
もちろん人によって行きたい場所は異なると思うのですが、「古都ホアルー」と「チャンアン」を選択できるのは、【日本語格安チャンアン&ホアルーツアー(ニンビン) 55ドル】の大きな魅力だと思います。
※下記日本語ツアーお手配可能です。
【古都ホアルー見学⇒タムコックボートクルーズ】
【バイディン寺(東南アジア最大級のお寺)見学⇒チャンアンクルーズ】
時間・料金 等
日本人宿「はっぴーはうす」にお泊まりではないお客様もどうぞ、ご予約ください‼
料金:59ドル(6500円)※当日、ガイドに直接お支払ください
時間:8時~18時30分(目安です)
ガイド:日本語
食事:昼食付
【ツアー代金に含まれるもの】ハノイ―ニンビン間のバス、ペットボトルの水、日本語ガイド、ホアルー入場料、ボートクルーズ、昼食
【ツアー代金に含まれないもの】飲み物代、上記以外
※2名様以上での催行ツアーです。
※チャンアンクルーズのルートは3種類あります。ここで紹介したルートと異なる場合がございます。
このツアーへの申し込み方法
ご予約はベトナム現地ツアー&オープンツアーバスの予約サイトイージーベトトラベルへ!
ツアー参加までの流れ
- イージーベトトラベルの【かんたん予約フォーム】に入力
- 【N15 古都「ホアルー」&人気の「チャンアン」日帰り日本語ツアー…$59】を選択
- 48時間以内に可・不可をイージーベトトラベルより返信
- 当日ツアーに参加(ハノイ旧市街宿泊施設はロビーにピックアップ)
- 当日ツアーガイドに代金をお支払(米ドル・ベトナムドンの現金のみ)
パスポート番号を入力いただきます。ご用意ください。
宿泊のお客様ははっぴーはうすでもお申込み可能!