路線バスでハノイ郊外観光へ!54番バスで【バクニン(Bac Ninh)】へ行ってみた。

こんにちは。ベトナム・ハノイのゲストハウス「6ドルからの日本人宿」【Happy House】のざわわです。

ハノイ中心部には、ホーチミン廟や文廟、タンロン遺跡など様々な観光スポットがあります。しかーし、バックパッカーの皆さんの中には、「もっとローカルな感じを楽しみたいんだよなー。地元の人が利用するローカルバスにでも乗ってさ」そんなことを思っている方も少なくないのではないでしょうか。

そこで、今回私はハノイ在住のお友達とともに、ちょっくらハノイからバスで1時間ちょっとの「バクニン(Bac Ninh)」という街へ行ってみることにしました!!正直、バクニンってどんなところか全然知らなかったのですが…。

ハノイからバクニンへの行き方

ハノイからバクニンへの行き方はあまりにも簡単です。ロンビエンバスターミナルから、54番のバスに乗って終点まで行くだけ。

ロンビエンバスターミナルのある場所は、ハノイ中心部から見たら北側、線路よりさらに北側です。日本人宿はっぴーはうすからは徒歩15分くらい。ホアンキエム湖からは20分くらいでしょうか。

【Googleマップ】

バスターミナルにはたくさんのバスがやってきますが、しっかり行き先が書いてあるので安心です。

「DI BAC NINH」とは、「バクニン行」ということ。「VE BAC NINH」というバクニンから戻ってくるバスの表示もあるので、必ずDIの方へ行きましょう。

そうそう、203番というバクザン行きのバスも、バクニンを経由して行くようですが、おんぼろバスだったので、私たちはやめておきました。バクニンでも、203番はよく見かけたので到着することは間違いありません。

乗り込んだら席に座り、車掌さんが来るのを待ちましょう。9000ドンを支払うと、バスのチケットをもらえますよ。このチケットは、後から見せることは、基本ありません。

それにしても9000ドンって、たったの45円です。45円でショートトリップ!なんだかお得な旅ですね。

さあ、あとはひたすらバスに乗り続けるだけです。

バスはエアコンも利いていてとっても快適。

1時間~1時間半後。

終点です。

【Googleマップ】

私たちは今回、終点で降りましたが、もう少し手前で降りてもよかったかもしれません。

バクニンぷち旅行あれこれ

さあ、バクニンに到着。どんなところかよくわかりません。何をしましょうか。

とりあえず、ブンカー(あげ魚のせ麺)3万ドンを食べる

とりあえず、軽く何か食べようということで「Bun Ca」(あげ魚のせ麺)のお店をバス停から5分くらいのところに発見したので入ってみることに。

住所:100 Ngo Gia Tu

なかなか小ぎれい。

そして、ベトナムらしい小さい椅子。

つるん!

ブンというのは、ベトナムの米麺の1種。なかなか美味しい。ブンに限らず、ベトナムの麺は割とやわらかめですが、しっかりめの麺。

カーというのは魚のこと。天ぷらそばが美味しいように、揚げ物が入った麺って美味しいですよね。

ハーブのいい香りも食欲をそそります。

値段は1杯3万ドン(約150円)でした。バクニンの街には、こんな感じのローカルのお店がたくさんありました。食べる場所がなくて困った…なんてことはなさそうです。

目指すはBa Chua Kho 寺へ

ブンカーを食べて、さあ、何か観光へ。私たちは、「バクニン」「観光」で調べると、トリップアドバイザーで出てくる「バーチュアコー寺(Den Ba Chua Kho)」へ行くことにしました。

地図によると、Ngo Gia Tu通りをまっすぐ進んでいけばいいらしい。

【Googleマップ】

Diem cuoi 54 = 54番バスの終点

途中寄り道で本屋へ

バクニンは本当にフツーの街。

小ぎれいな本屋もありました。子ども向けの本が山ほど。私が気になったのは、「どうして勉強するの?」的な本。私のベトナム語力じゃ、子ども向けの本でも中身は難しくて読めないけれど、タイトルと目次でなんとなく想像ができます。

中には子どものためのプレイルームもありました。ベトナムの本屋はどこでもそうですが、文房具も充実。

公園&銅像発見?

途中、銅像のある公園を発見。

ベトナムって銅像がたくさんあります。なんだかこういうところは社会主義っぽい。

そして、私の大好きなベトナムゴミ箱がたくさんありました!

ベトナムの公園や遊園地のゴミ箱は愛嬌があるのです。

まずは定番のペンギン!

出ました、パクリ系。

まあ、普通?

あれ、イマドキっぽい。ゴミ箱デザイナーも若い人が加わったかのかしら。

ゴミ箱ばかり注目してしまいましたが、実際はきれいな公園でした。なんか、街全体がハノイよりきれいな気がします。

駅を過ぎ、線路を超え、謎のバイクおばさん

お寺へ行く途中、小さな駅を発見。

列車だー!!

動いているわけではなさそうですね。

駅を通り過ぎ、しばらく行くと「あら!」

でかでかと看板がありました。このBa Chua Kho 寺って、きっとそれなりに有名なんですね。

看板の先には踏み切りがありました。線路を超えて行きます。

お寺までの街並み。

なんだかほのぼの。

稲の香りに心安らぐ~。

なんて思っていたら、バイクに乗ったおばさんがお寺の方向からやってきました。

「どこ行くの?Ba Chua Kho 寺?」

なんて声をかけてきます。

おばさんタダでバイクの後ろに乗せてあげるから、私の店でお香を買ってちょうだいとのこと。

・・・と、私は思いました。

お寺に行くんだからお香ぐらい買ってもいいよね。きっと数万ドン。おそらく100円くらいでしょ。

もう100メートルも歩けばお寺のようだったので、バイクはお断りし、でも、お香は買うよと言っておきました。すると、おばさんはブーンとバイクで、お寺の方へ。

寺に着くと、おばさんが。そして、こっちこっちという感じで自分のお店へご案内。

おばさんはお茶も出してくれました。

さて、そのお香とやらは・・・

え、コレ!?

確かに、お香がお盆の手前にありますが…

私のベトナム語はぽんこつなので、お香以外の言葉もなんか言っていたのかもしれませんが、お香買ってにしか、私には聞こえなかった…。

写真のが1番安くて、なんと15万ドン。約750円ですよ。

・・・15万ドンのものを売りたいなら、そりゃあ、バイクで無料送迎だってしちゃいますよね。お茶だって出しちゃいますよね。

「買うからねー」と言ってしまった手前、なんか非常に断りにくい雰囲気。

購入しましたよ。苦笑いです。

だって、おばさんの押しがめちゃめちゃ強いんだもの。どうやらここで、色々なことをお祈りできるみたいですが、私がわかったのは、健康とビジネスのみ。よし、ここはがっつりビジネスについてお願いしておきますよ!

・・・皆様、寺付近での「バイクで送ってあげるよ」には、気をつけましょうね。

寺でじっくりお参りしました

さあ、15万ドンのお供え物を持っていざ中へ。

よくあるベトナムのお寺の作りかなー。詳しいことはよくわかりません。

どこに置いたらいいのかしらとうろうろしていると、お寺のおばあちゃんたちが、あそこあそこと教えてくれました。

ここか。

ベトナムのお寺で、たくさんのお供え物がされているのは、何回も見たことがあるけど、まさか自分たちが置くことになるとはね。

お仕事がうまくいきますように!!!!!

ハロンビールのビアホイ発見@バクニン

お寺の先にはカウ川という川が流れていました。橋は渡らず、私たちは引き返すことに。

すると・・・

あれ、ハロンビアじゃあーりませんか。

ハロン湾のビール!!!!

ハノイでは、なかなか目にすることのできないビールです。

というわけで、ハロンビアをいただくことに!と言っても、この日の前日、私はかなり飲んでいたので、味見のみ。お友達のみビールで、私はお茶にしておきました。

お味はというと、軽めでやや酸味があるような感じ。夏場にいいかも。

つまみにネムチュア。

ネムチュアとは豚肉を発酵させた、ベトナムのソーセージのようなもの。おつまみにぴったりなのです。

タインホア(ベトナムの地名、ネムチュアで有名)のネムチュアと書いてあります。

バクニンにて、ハロン湾のビール、タインホアのネムチュア…バクニンのものはゼロ。

こちら、お父さんがハロンビアの生ビール(ビアホイ)を注いでくれているところ。

ビール2杯、お茶1杯、ネムチュア、全部で5万ドン(約250円)でした。

バクニンのタピオカミルクティーが激安の125円

さあ、そろそろ帰る時間。でも、その前にメールの返信などなどしたかったので、カフェへ・・・

もっとローカルっぽいとこでもよかったのですが、たまたま今風のお店を発見。

ネーミングはどうかな?と思いますが、ハノイにあってもおかしくなさそうな店構え??

メニューは色々あり、中でも最近はやりのミルクティー系が充実。

台湾ミルクティーの人気って、日本でもすごいみたいですが、ベトナムもかなり流行っていますよ。流行っている・・・を超えて、若者にとっては、コーヒーよりも定番の飲み物になりつつあるかも。

で、私が注文したのはチーズタピオカミルクティー、お友達はチーズ抹茶タピオカミルクティー。

どちらもお値段25000ドン(約125円)です。

や、や、安い。ハノイのカフェじゃ、25000ドンだったら、ベトナムコーヒーが飲めるかどうかという価格な気がします。

味もけっこうイケる。普通に合格です!

バスに乗ってハノイへ帰る

帰りは、Ngo Gia Tu通りにあったバス停から、ハノイへ帰ることにしました。

バクニン旅行のいいところは、バス1本でロンビエンバスターミナル(ハノイの中心)まで帰ることができること。バス停の看板を一目見て、ハノイへ戻れることがわかります。

54番がやってきました!実は、このバスの前に、203番が来ましたが、おんぼろバスなのでスルー。

そして、54番バスに乗り、しばらく進むと、さっきスルーした203番バスが停車している。54番バスは颯爽と203番バスを追い抜いていきました。

54番にして正解!

1時間ちょっとでロンビエンバスターミナルへと戻ってきました。

バクニンとはどんな土地なのかちょこっと調べてみた

バクニンはハノイの近くの街・・・そのくらいの認識しかなかった街。

ですが、なんと、ハノイに都をつくったリータイトーの故郷がバクニン省のようです。

そして、さらに2世紀ごろから仏教の中心地として栄えていたそうです。

なるほど・・・お寺で、おばさんにお供え物を買え買えと言われたのもわかる気がします。めっちゃ信心深い外国人と思われたのでしょう。

バクニン旅行のまとめ

「バクニン」という名前はよく聞くけど、いったいどんなところか全く知りませんでした。

今回、ハノイからバクニン省のバクニン市へ行ってみて思ったのは、「普通の街だな」ということ。

でも、ちょっとお寺が多く、歴史のにおいを感じるような、感じないよう…

ハノイ滞在中に行く必要があるかどうかと言われると、なんとも言えませんが、ハロン湾にニンビン、色々行き尽くしてしまった、ハノイ郊外の街を色々探索したいという方にはおすすめの場所かも。

今回のぷち旅行では、バクニンの中心部を歩いていないので、もう1回か2回、バクニン調査へ行ってきたいと思います!

写真は、バクニンで見かけた太ったニワトリ。ムチムチで健康そうでした。

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